こないだ、得意/不得意、好き/嫌いでポジショニングマップを作り、自分のことをもっとよく知ろうっていう記事を書いた。
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やりたいことを見つけるのにポジショニングマップを使ってみた
今日は自分のビジネスがどっちの方向に行けばいいか悩んでいるという相談を受けた。 あまり伸ばせていない今のビジネスをどう広げていくべきか、マネタイズが出来るのか出来ないのか。 確かにマネタイズできないと ...
この中で、「得意かつ好き」なことが今の仕事だったらめっちゃいいよね。
でも、なかなかそう上手くは行かない。
そんな時に、次に取るべき行動は、ずっと「得意かつ好き」を探し続けることではなく、「不得意かつ嫌い」なものからとにかく距離を置く人生を送ろうということだと思う。
「不得意かつ嫌い」から距離を置く理由
不得意なこと、嫌いなことって、それが少しでも得意だったり好きだったりする人と比べると絶対にレベルが低いと思うんだよね。頑張るモチベーションも湧かないし。
また、不得意なことにどれだけ時間かけて頑張っても、ようやく人並みかそれ以下ぐらいにしかならないわけで、それって無駄とは言わないけれど、ものすごく非効率。
それが一過性のものなら我慢してればいいんだけど、日々の仕事だった場合は本当にヤバイ。
例えば営業が「不得意かつ嫌い」な人が日々努力してるのに満足な営業成績を上げられず、毎日上司や同僚から「お前はほんと使えねえ奴だな」とののしられ、バカにされ、自分でも「自分はダメだ」と思い込み、どんどん自信を無くしていく。こういうことだって普通にあると思う。
新卒で配属されたのが営業だからといって、そんなところでずっとガマンしていたら心がいつかおかしくなっちゃう。
だからそういうところからはすぐに距離を置かないといけない。
社会に出ると、学生時代とは違う
社会に出ると、スキルの伸ばし方が学生時代とは大きく異なってくる。
学生時代は不得意なところも平均的に伸ばさなきゃいけない「オールラウンド主義」だよね。全科目を伸ばさないと受験は通らない、という考え方が中心。数学だけがどれだけ出来ても、「英語が・・・」とか「社会が・・・」って言われちゃう。
でも社会人になると全方位ではなく、自分の得意なことだけを集中して伸ばしていくような考え方が求められる。営業が経理も人事も出来ないといけないかというと、そういうことはない。
営業の中でも、テレアポ部隊、お客様と直接話して説明する部隊、クロージング部隊とフェーズに合わせて組織編制をしている会社もあるし、1人の営業がこの全てを完遂する必要もない。
社会がこうしたスキルの細分化の上で成り立っている状況下で、自分に足りないものに時間をかけて欠点を補おうとすることはあまりにも方向性が違い過ぎるということに早く気づかなければいけない。
そしてそれに早く気づくほど、自分に合うものは何か、逆に合わないものは何かを早く知ろうとすることに繋がり、人生のより早い段階から自分が最高のパフォーマンスを出せる場所で輝けるんじゃないかなと思う。
自分のスキルを知る上で大切なこと
自分のスキルを知る上で大切なのは、「出来ないことは出来ない」って認めていいんだということ。人には出来ることと出来ないことがあって当たり前なんだから。
それにチームの中に、自分が出来ないことを得意とする人はきっといるから。
もちろん逆に他の人が出来ないことで自分が得意なこともあるはずで、周りと助け合って補完しあえば良い結果が生まれるんじゃないかなと思う。このように、生き生きと水を得た魚のように自分の役割を果たせる場所がきっとある。
そしてなるべく若いうちにそういう場所を自分で見つけて辿り着けるということは本当に幸せだし、逆にいつまでも見つけられずに自分に合わないところで我慢し続けるのは本当に不幸。
だから早く自分の得意/不得意、好き/嫌いを知り、弱い場所からはできるだけ距離を置き、自分が一番輝ける場所に移ろう!