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色んな感情が湧き上がる1冊の本、ニューヨーク・ニュージャージー便利帳

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色んな感情が湧き上がる1冊の本、ニューヨーク・ニュージャージー便利帳

上の写真の本は、ニューヨーク・ニュージャージー便利帳。すっごくデカくて分厚いこの本を見ると「僕ってバカだったなあ…」と少しほろ苦い感情になる。

この本を買った経緯

この本を買ったのは去年の秋。一緒の部署で日々切磋琢磨してたライバルがアメリカのニュージャージーに転勤した後。

「僕もアメリカで彼と一緒に働きたい」

そういう思いが強くなり、とりあえず妻に影響されて強まってきた活発性を発揮し、何にも決まっていない状態であるにも関わらずこの本を購入(笑)

「へー、ニュージャージーってニューヨークの隣なんだー」
「スーパーどこよ?」
「住むならどの辺がいいの?」

気持ちをアメリカに飛ばして、ワクワク感を楽しんでいたのです。

ある日のメール

そして、ある日上司からメールが。

「おうつまさんが海外に行くためには、今の業務に加えて、次の業務をする必要があると考えています、云々…」

もうピンとくるよね。
「今の僕のスキルはアメリカで求められてないから、他のスキルつけろっていうことなんだろうな。」

まあそれはそれでありだよね。でもその業務は今まで全くやったことが無い業務。
その業務に関して、新入社員同様の初心者から一人前になるまでに数年かかったとして、僕は45歳くらい。

じゃあそこまでやったとして、そのタイミングで海外に行くことになる?
いや、多分その時はまた日本でその業務の人員が手薄になりそうだから、ならないだろうなあ。

そんなことを色々想像した時に、僕は自分自身の今後のキャリアプランが分からなくなってきちゃって。
そんな折にたまたま転職のお誘いが来ちゃって。

この本を見ると、何の根拠もない「アメリカ行けるかも」っていう期待感、「行けないな」と悟った時の寂しさ、自分のキャリアプランに対する悩み、転職への決断、、、そういった感情がブワッと一気によみがえってくるのです。

そしてメルカリへ…

転職が決まったあともずーっと持ってたんだけど、妻がメルカリをやり出したのを機に出品へ。

思い切って「売ってくれ!」とだけ伝えたら、「すぐ売れたよ、ビックリ!」だって。めっちゃ安売りしてたけど(苦笑)

やっぱ海外に行く人って結構いるんだなー。僕の手にあるよりも、そういった人たちに手に渡った方がこの本も幸せだよね。

買ってくれた人、ありがとう!僕のかわりにニュージャージーの生活を楽しんできてね!

まとめ

僕は断捨離ってあんまり好きじゃなくって、色んなものをずーっと持ってしまうタイプなんだけど、この本だけは断捨離。

でも、物の断捨離じゃなくって、「あー、アメリカで彼と一緒に仕事してみたかったなー」っていう気持ちの断捨離。

ま、でも人生100年あるし、どこかでまた彼の人生と絡み合うでしょー。その時はまたお互いいい刺激を与えあおう!

そんな切ない思いの込もった本のお話でした。




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