僕が社会に出てから19年間、1つだけずっと信じてやり続けていることがある。
それは、『仕事は完璧さよりもスピード重視だ!』ということ。
このおかげで僕は今まで大きなトラブルもなく過ごせてきているのだろうと思う。
逆に完璧主義が前面に出すぎて、ものすごく時間をかけて仕事をして、苦労している人もいる。
では、なぜ完璧主義よりもスピード重視であるべきなのか?
それには、次のような3つ理由があると考えている。
1.相手の意見を聞いて対応する時間ができる
完璧さよりもスピードの方が重要である理由、それは一言で表すと『相手の意見を聞いて対応する時間ができる』ということである。
もちろん仕事には、自分1人で完結するものもあるかもしれない。
でも、ほとんどの仕事は誰かからの依頼に基づき、誰かに渡さないといけないものである。
その状況下で自分が完璧さを追求して完成させた資料だったとしても、相手がどう受け取るかなんて分からない。それよりも70-80%くらいの出来で一回相手に見てもらい、大まかな方向性の確認をもらった方が後々の手直しが少なくなるというケースが多い。
逆に最悪のケースは、時間をかけて資料を作成して、〆切間際に大作を相手にドンッと送りつけ、終わったつもりでいたら大幅に修正が入って徹夜というパターン。
明らかに対照的なこの2つのケース、出来るだけ前者を選べるように意識しておこうと常日頃から考えてるのだ。
2.完璧さを求めると時間がかかりすぎる
完璧さよりもスピードの方が重要である理由は、そもそも完璧を求めると時間がかかりすぎるということ。
僕が70-80%の完成度で資料を提出するのは、その段階で方向性を確認出来たら、そこから90%の完成度にするのにはそんなに時間がかからないから。
だけど、そこから95%、98%、99%・・・と完成度を上げていくためには、70%から90%に上げたのと同じかそれ以上の時間がかかる。
最悪なことにパワーポイントだと、内容よりも文字の位置とか色、大きさまで完成度の対象になってしまうし、それには正解がない。そんなことに時間を使うくらいなら、ある程度自分がいい思う観点でパパッと作成をしておいて、最後は依頼者に微調整をしてもらってもいいのだ。
3.仕事は自分の手元にない方が進む
僕は仕事って、よくマンガである火のついた爆弾のようなイメージでとらえてる。
その爆弾を受け取ったら、自分のやるべきことをサッとやって、次の人に回してあげる必要がある。
その爆弾を自分がずっと抱えていると、いつかドッカーンと爆発する。
「いやいや、爆発するまでほっとくなんて、ありえないでしょ」と思うかもしれない。
でも、自分が火のついた爆弾を抱えている時に、あと2、3個ほど同じように火のついた爆弾が手元に転がってきて、どの爆弾も完璧さを求めるあまり抱え込んでしまうと、大爆発である。周りにも甚大な被害を及ぼすことになる。
完璧さを求めるあまりに大爆発を起こすくらいなら、適当なところで爆弾を手放して次の人にバトンタッチした方が、自分にも周りにもハッピーなのだ。
こうして、仕事は自分の手元にない方が進んでいくのである。
よく会社で、大量の仕事がその人のところに行っているはずなのに、涼しい顔して乗りこなしている人っているよね。それは、手を抜いているんじゃなくて、ポイントを押さえて次の人にバトンタッチするスピードが早い結果なのだ。
まとめ
というわけで、仕事では完璧主義を忘れてスピード重視でいこう!
それでも私は完璧主義から抜け出せません・・・っていう人がいたら、「こんなスピードで80%の完成度のものを提出してる俺/私、完璧!」って思うようにしよう(笑)
マジで完璧さからスピードを重視するようになるだけで、めちゃくちゃ仕事の効率上がるから、ぜひやってみて欲しい!