株式会社メタップスの社長、佐藤航陽さん著『お金2.0』を読みおえた。
『資本主義から価値主義への転換』を中心に据えた話。
世間的には目からウロコが落ちた、新しい考え方を知れたなど色々とポジティブなことが言われているこの本だが、僕には全く響かなかった。
なぜ響かなかったのか
なぜこの本は僕の心に響かなかったんだろう?
昔はこの手の本が大好きだったのに。本を読んでいっぱい知識を詰め込むのが好きだったのに。
僕は仮想通貨やブロックチェーン技術に詳しいわけではないから、既知の内容だったために興味が響かなかったわけではない。
単純にこうした新しいものに対する許容度が年齢とともに低くなってきたのだろうか。
過去の記事から見る傾向
僕の新しい考え方に対する許容度は下がってきているのだろうか?過去の記事から見てみよう。
僕は下の記事で、ビットコインはきっと暴落すると書いた。クレジットカードすら浸透していない今の日本で仮想通貨が基軸通貨に取って代わるとは未だに思っていない。そしてビットコインは実際に暴落した。
しかし一方で僕は、中国で現金の信用度が低く、スマホでのバーコード支払が大半を占めていることから、Wechat Payを手がけているテンセントの株は購入している。新しい技術や潮流を全て否定しているわけではない。
うーん、自分は自分のことを客観的に見れないから、やっぱよく分かんないね(笑)
自分が感じていること
ただ、自分の中で少なからず感じていることはある。それは、興味の対象がこうした仕組みや機械的なものから「人」に変わったということ。
まなどん(妻)が先日本を一気に買い込んだんだけど、コーチングの本とかめっちゃ面白いのよ。
「自分の考え方をこう変えるだけで、人は前向きに変わり、幸せになれる!」とか、「毎日俺はツイてる!っていう人には本当にツキがくる」とか、「思いは口に出せば叶う!」とか、読んでてものすごくワクワクする。
あー、分かる分かる!って思うし、ちょっと仕事でトラブってネガティブマインドになってる人に対して、こうした本で学んだ前向きさで「大丈夫やって!明けない朝は無いで!」とか言いながら一緒に頑張ったりすると、大変でも心が充実するしね。
逆に「人」が絡まない系の本を読んでも、もう全然心がワクワクしないのが自分でもよく分かるのだ。
ちなみに僕はよく人から「おうつまさんはロジカルな左脳派ですよね」って言われることが多い。でも僕は表に出してないけど、ほんとは「ロジックよりも感覚重視の右脳派」なので、僕のことを左脳派って言う人は実は本当の僕にまだ辿りついていないわけです(笑)
まとめ
こうしたわけで、巷でブームな『お金2.0』は僕の心に響かなかったわけだけれども、改めて自分が興味のある分野を再認識できたのは、意図しない収穫だったように思う。
やっぱ僕は本当は人が好きなんだなー。
一回ちゃんと心理学を学んでみようかなって思ったよ。(結構マジ)
誰か大学でそんなことやってた人、今度一緒にお茶しましょう!いろんな話聞かせてー!