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会社の生産性を上げたい?それならパワポ禁止を試してみて!

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会社の生産性を上げたい?それならパワポ禁止を試してみて!

僕は今まで相当な量のパワーポイント資料を作ってきたと思う。

なにせ職務経歴書にも、『マーケティング部~経営企画室を通じてパワーポイント資料を継続的に作成してきました。今までに1万ページ以上のプレゼンテーション作成を経験し、「言いたいことを人に的確に伝える力」を磨きました。』ってアピールしまくってきたし。

ところが、驚くべき事実が発覚!!!

驚くべき事実

こんな話聞いたことない?
・Apple:「もうパワポ禁止な」
・Amazon:「もうパワポ禁止な」
・Facebook「もうパワポ禁止な」

アメリカの企業だけじゃない。日本企業だって、トヨタ、サントリーなどが社内文書でパワーポイント禁止の流れらしく。
入社して1ヶ月弱、一切パワーポイントを使ってません(笑)

パワーポイントが禁止の理由

パワーポイントが禁止な理由は大きく2つだと思う。

1.後で見て、要点がわかりにくい

パワーポイントの資料って、往々にして『要点だけ・箇条書き』になる。
どこぞのコンサルは、パワーポイントにめちゃんこ細かい字で議論したことを全部載せてたりしたけど、本来はそういう使い方じゃないもんね。

そうすると、後で振り返ってみた時に、「あれ?何でこういう結論になったんだっけ?」てこともしばしば。

また、ページ単位では正しいことを言っていたとしても、ページをまたぐと矛盾があったり。
例えば、前のページで『在庫は悪だ、減らさなければいけない』と書いてあるのに、10ページくらい後に『欠品が多いために機会損失が多く発生している』って主張してたりね。

うん、確かに後で見た時に、ストーリーが見えにくいかもしれない。

2.作るのに時間がかかる

パワーポイント作るのって結構時間がかかる。
内容を手書きとかワードで作成して、そこからページ構成、デザイン、インパクトのある絵探しなどやることが多い。

さらに出来上がったあとも、文字が小さいなとか、ここの色は何色がいいとか、フォント揃えてとか、この図でインパクトあるのかとか、色んな調整が加わってくる。

実際今までそんなことに数日かけることもザラだったわけだけども、それって実は最初からあった手書きとワード使えばよかったんじゃない?と。もしパワーポイントが無くなってそのワードだけになったら、生産性がめちゃくちゃ上がるんじゃないかなと。

そもそも何のためにパワーポイントが必要なのか?

じゃあ何でわざわざ時間をかけてパワーポイント使ってたのか?

…うーん、この質問、回答に困るなあ。
実は誰が決めたわけでもないのに、いつの頃からか会社の文化で「それが当たり前になっていたから」かもしれないね。

実際のところパワーポイントが無くなっても、実は誰も困らないんじゃないかな。むしろ「ワード数枚の文章でロジックを全て説明して」と言われる方が、社員の伝達力が一気に向上するかもしれない。

一回トップダウンで「もうパワポ禁止な」って言ってみたら、それだけで大きく変わるかも(笑)
簡単だけど一番効果がある業務改革だと思うなあ。

ついでに色んなサイトで、『XXX株式会社もパワポ禁止に!』みたいに話題になるかもしれないしね。

まとめ

社内資料で大切なのは、キレイな資料を見せることじゃなくて、『伝えたいことを短時間で適切に伝えること』。

そのための方法がパワーポイントがいいのか、他のやり方の方がいいのか。

実はほぼ全社員が入社時からそんなもんだと刷り込まれていて、あまり考えたことが無いのかもしれない。

でもパワポはあくまでも伝達のための手段/ツールであって、パワポを作ることが主たる目的になってはいけないと改めて感じるわけです。

そう思うと今の会社ってめちゃんこ効率的だなあ。こうしたいい文化は他の会社もどんどん真似していけばみんなハッピーになれるのになあ。

そんなことを思いつつ、今は17年間鍛え続けてきたパワポ作成スキルをそっと封印しているのです。




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