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職務経歴書で書けるような自分の強みを見つけられない人へ

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職務経歴書で書けるような自分の強みを見つけられない人へ

最近転職活動中の人から色んな相談を受けることが多い。しかも弊社を受けない人からの相談(笑)

その中でも相談が多いのが、職務経歴書の自己PR。

ちょっ、待てよ!

職務経歴書って「自分が何をやってきたか」だよね?

そんなもん俺に聞かれたって分かるわけないやろ!

と思うが、それでもとにかく僕は何か力になってあげられないかと考えるのである。

よくある職歴

職務経歴書が書けない人のよくある職歴は大体以下の通り。

ルーチンワーク系

まず多いのが、事務系その他でルーチンワークをこなしてきた人のぶち当たる壁。

「言われた通りの仕事を、言われたようにこなしてきたけど、別に誰でも出来る仕事だし・・・」というのが大枠の主張。

分かる分かる。言われた通りの事しかやってなかったら、そりゃ実績書けないわな。

営業系

スーパー営業マンならその実績を引っさげてプレゼンできるとして、いたって普通の営業マンはどうすればいいの?と。

そうそう、そういう風に思っちゃうんだよねー。

じゃあ特別な事じゃなくてもいいから、普段みんなはどんなことを考えながら仕事をしてる?

「もっとこうすれば事務効率が上がるのに・・・」とか「もっとこういう顧客層にアタックすれば結果が出るはずなのに・・・」とか思ったりしてない?

そういうことを考え、変えようと行動したことを思い出してほしい。それが強みになると思うんだよ。

強みを表現すること

勘違いしてる人も結構多いんだけど、職務経歴書は輝かしい経歴を書く必要な無いんだよね。

また、どこどこの会社で何々をした・・・と時系列にツラツラと書き並べる人も多いけど、正直それが欲しいわけじゃないと思う。

じゃあ何が要求されているのかというと、『この職務経歴書を見るだけで、あなたの強みがすぐに把握できる』ということ。

「長ーい文章を全部読んでもらったら強みが分かりますよ」ではすぐに把握できないよね。

なので、「全部で強みが何点ありますよ、それぞれこういうことですよ」と要約を箇条書きにしなければいけない。

その要約を職務経歴書のトップに持ってきて、そこ見れば分かるようにしておけば、その下の会社ごとの職務経歴なんて正直必要ないのだ。

強みはなかなか見つからない

で、要約するのに「強みは何なの?」って聞くと、大抵の人が口ごもり、「大したことしてきて無いです・・・」って言うんだよね。

でもちゃんと深堀りして聞くと、貸借対照表や損益計算書を読めたり、マイクロソフトのExcelでVLOOKUP関数やピボットテーブルを使って分析してたり、Accessを使ってDB作成してたり、パワーポイントを使ってプレゼンしてたりするんだよね。中にはずっと海外相手に仕事をしていて、メールも電話も英語でやり取りしている人も。そうそう、2~3社渡り歩いてきて、全部の会社で社長賞を取るくらい営業で結果出してきた人もいたね。

もうほんと、声を大にして言いたい。

「君ら、なんやねん!どこが大したことしてきてへんねん!英語で海外と仕事出来る人とか、Access使える人とか、社長賞取るくらい営業出来る人が世の中の何%いると思ってんねん!どれもせいぜい5%くらいちゃうんか!そのカテゴリで日本人の上位5%にいるということをもっとちゃんと自覚して、そこを自分の強みとしてプッシュせんかい!」

でも自分の強みって、自分の中では当たり前になってしまっていて、他の人から見ないと気づかないんだよね。

僕もこんなに偉そうなこと言ってるけど、実は自分の強みでまだ自己認識出来てないこといっぱいありそうだもんな(笑)

深堀りは自分自身で納得するため

で、こんな話をしながら、「あなたの経歴からすると、これとこれとこれの3つが強みだよね。要約するとこうだよね。」って纏めたりするんだけど、その話をした上で「あなたの強みは何ですか?」って聞いてもやっぱり口ごもってしまう。

客観的に見ると、「さっき言ってたやん?なんで今言われへんの?」って思うかもしれないが、僕はその気持ちはよーく分かる。

人に言われた強みは、どれだけキレイに纏まっていようとも自分のものになっていないのだ。自分の心や脳がそれを自分の強みだと捉えていないから口ごもってしまうのだ。当たり前だよね。いいんだよそれで。大丈夫。

じゃあ心からそれが自分の強みだと信じるためにはどうすればいいのか。

マインドマップを描いて深堀りしたり、人から聞いた自分の強みを持っている人が周りにどれくらいいるのかを調べ見たりしながら、それが特別な事であるとしっかり認識することだね。

この『人に見つけてもらった強みを自分のものにするために考え、納得する過程』は絶対に必要。そして1回認識すれば、何度もし直す必要は無い。

面接を受ける受けないにかかわらず、自分の強みを知っておくこのプロセスはやってみてほしいな。

まとめ

上記で述べてきたように、強みを発見出来ていない人はいっぱいいるんだよね。

それをそのままにしておかず、少し周りの力を借りながら自分の中で確たる強みを知ろう!

そうすれば自分に自信を持つことが出来て、転職活動だけでなく、人世全般も上手くいくような気がする!




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