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子どもの言葉の裏にある意図を感じ取れるようになろう

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子どもの言葉の裏にある意図を感じ取れるようになろう

僕の子どもたちは2人とも空手をやってる。

まあ長男は高2になり、そろそろ受験に本腰を入れるので一旦辞めるかという話になっているのだが、今回小3の次男の方に少し異変が起きた。

次男に起きた異変

小学校から帰ってきた次男に、まなどん(妻)がいつものように声をかける。

まなどん「さ、空手行こうか」

次男「今日は疲れたから行かない」

まなどん「今週ずっと疲れたって言って空手休んでるじゃん。空手行って運動しないから疲れるんだよ」

次男「でも、疲れたから・・・」

正直なところ、僕はそんな状況だということを全く知らなかったのだけれども、ちょうど土曜日の空手の時にも同じような話が出て、だいぶ経ってから知ったのだった。

次男の心理

まなどんは、次男が本当に疲れて空手に行けないものだと思っていたらしい。

でも僕にはそのやり取りを1回聞いて、一発で次男の心理が分かった。

僕「本当は疲れてるんじゃなくて、空手に行きたくないんだろ?でも行きたくないってお母さんに正直に言ったら怒られるから疲れたって言ってるんだろ?」

この言葉に、黙ってうなづく次男。そして驚くまなどん。。。

まなどん「なんで本当のこと言わないの?言ってくれなきゃ分かんないよ!」

僕の心の声「いやいや、これは分かるだろ・・・」

次男の本心

次男は体も小さめだし、力で圧倒するタイプでもない。

なので空手の型の美しさを競い合うような練習は大好きなのだが、いかんせん組手で殴り合うのがあまり好きではないらしい。

小1くらいだと力に差がほとんどなかったが、小3くらいになると成長の度合いによって結構な差になり、同学年でもデカくて強い子たちと組手で殴り合うのが痛いし怖いというのだ。

分かる!分かるよその気持ち!俺も今からこの人と殴り合いなさいとか言われたらビビりまくるわ。

しかし型に特化した練習は無く、常に練習には組手が含まれるらしいのだ。

僕「じゃあお兄ちゃんも辞めることだし、お前も卒業するか」

こう提案したら、はじめは「うん」とうなずいたが、ひどく悶々とした様子。

その日はそこで終わって、もう僕は次男が空手を辞めるものとばかり思ってた。

だが、違ったのだ。

後日、空手の先生のところにまなどんと次男がその旨を話して最後の挨拶をしようとした時のこと。

まなどんの話だと次男は後で次のように話してたらしい。

次男「今まで2年間続けてきて、空手は好きな場所だし、離れるのはさみしい。でも組手だけが痛いし怖いから嫌なんだよ」

まなどん「でもお父さんが辞めたら?って言ったから辞めなきゃいけないのかなって思ってるとか?」

うなずく次男。

まなどん「大丈夫、お父さんが辞めたらって言ったからって、辞める必要は無いんだよ!安心して!」

あー、まなどんに「普通分かるだろ・・・」と言っておきながら、僕自身も軽々しく「辞めちゃえば?」って言っちゃうとか、全然次男の気持ち分かってなかったじゃん。。。

でもそんな次男に先生は、

先生「分かった。じゃあ組手はやらなくていいよ。」

その言葉を聞いた次男は、「それなら続けたい」と。

次男はそのあと、モヤモヤが晴れたように友達とたわむれてたらしく。

練習のあと、「楽しかった、辞めなくてよかった」、「自分にもっと自信が無くなるところだった」って言ってたって。

こうした決断しなければいけない場面に直面して、子どもながらにものすごく考えてたんだろうな。

あー、ほんとそう考えると泣けてくるわ。ほんとごめん。。。

まとめ

今回の話は、全員が組手をやらなくていいという選択肢を先生が提案してくれたことで丸く収まった。

僕たちはどうしても、「組手をやるか、それとも辞めるか」という2択で物事を考えてしまっていたが、改めて考えるともっと他の選択肢もあったよね。

広い視野を持たねばいかんなあ。

そして、もっともっと子供たちとちゃんと向き合って本心を話合わなければいかんなあと反省した。

まあとにかく次男が大好きな空手を辞めずに済んだのは本当によかった。

これを糧に、明日からまた気持ちを新たに子育てに向き合ってみますわ。




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