先日友人のU氏が海外出張の折、フェイスブックに次のような投稿をした。
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2年前の大人の遠足の際に6本作成した、我々の塾のトレードマークの旗。
その内1枚を紛失してしまい、京都という場所柄、珍しがった外国の方に拾われて大切にされてるだろうと幹事の方々と話してたんですが、まさかそれが本当とは!
散歩がてらのバルセロナのビーチで見たのは正にその時のフラッグ!
その旗を掲げてた方に尋ねましたが、『こんなに素敵なフラッグを手に入れて幸せだ、最高にCoolだね!』との事。
まさにミラクル!万歳!
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わざわざ海外出張に我々の塾の旗を持っていって、砂浜にさして写真撮ってフェイスブックに上げる、、、何という愛塾心!
すごいわー!Uさんすごいわー
横でもう一つの反応
そんな思いでフェイスブックを眺めていたら、横からまなどん(妻)の声が。
まなどん「きゃー!Uさんの投稿見た?すごーーーい!」
僕「えっ?」
まなどん「えっ?」
僕「・・・」
まなどん「京都で拾われた旗がバルセロナにあるんだよ!すごくない?」
僕「それ、Uさんが仕込んでるんだよ、、、」
まなどん「えーーーっ!?」
僕の感じた危機感
まなどんは基本的に人を疑わない。
いや、逆に僕が人を疑いすぎているのかもしれない。
それでも、これはちょっと危ないレベルかもしれない。
マジで変な詐欺に引っかからないように、心の中で警戒レベル上げたわ、、、
周りにも同様の例が多数
「ほんまありえへんなあ、、、」とつぶやきながらUさんのフェイスブックに目を戻すと、ものすごい量のコメントがついている。
大きく分けると2種類の投稿が。
1つはUさんの悪ノリに更にノって、「マジっすかー(笑)」って言ってる類の投稿。
そしてもう1つは、「本当に!?すごーーーい!」って投稿。
別に後者の人をバカにするつもりは毛頭ないのだが、厳しいことを言うと、まずこれを一瞬でも「本当か!?」と思った人は、少し自分のものの見方を変えた方がいいと想う。
少なくとも、紙にハンコを押したり、サインをしたりするのは今後一切やめた方がいい。
テストをしてみたい
今回「すごーーーーい!」って言ってた人に対して、
「ちょっとあなたにしか頼めない大至急の内容なんやけど、、、実家の親戚の容態が悪くなって透析を行わないと助からないんだけど、その費用に関してどうしてもここに第三者のサインとハンコがいるねん。ホンマに申し訳ないけど、とにかくここにサインとハンコだけくれへんかな。あとは俺の方で全部やれるから。」
とか言って連帯保証人の欄にハンコ押させてみるテストをしてみたい。
え?性格悪いって?そう、僕は性格悪いのだ。
まとめ
結局この話は、Uさんが軽い気持ちでついた冗談交じりの作り話を想定外にみんなが信じてしまったために、Uさんが再度「すみません、あれは僕の仕込みでした」と謝らなければいけない事態に。
まあ、この話は全てUさんの人徳があったからこそ、みんな信じたのかもしれない。
とはいえあまりにも大の大人がこぞってこんな明らかな作り話を信じているのを目の当たりにして、そりゃオレオレ詐欺とか無くならんわと、遠い目をしたのであった