最近面接について聞かれることが多い。
そんな中で、みんなの経験をマインドマップで深堀りしようという話は以前ブログで触れてみた。
※以前の記事
転職面接のための経歴の深堀り
今日はその深堀りした内容をどのように相手に話すかということについて触れていこうと思う。
話の粒度
深堀りをすればするほど、当たり前だが話の粒度が細かくなる。
細かいのはいい。むしろ細かいところまで思い出して、しっかりとストーリーを練り込まないと面接では戦えない。
だがしかし!一旦細かいところまで落とし込んでしまったものだから、面接練習の質問に対して、その細かい話まで話してしまうのだ。
いや、もちろん質問のやり取りの中で細かなところまで聞かれたら答えないといけないんだけど、聞かれてないのに一気に詳細まで一息に話してしまうんだよね。
恋愛に例えてみよう
例えば恋愛に例えるとこんな感じ。
面接官「過去に異性と付き合ったことがありますか?」
応募者「はい、男性5人と付き合ったことがあります。1人目は優しかったし家事も結構手伝ってくれていたのですが、少し優柔不断なところがあり、何をするにも私に判断を求めて来るところが最後重いと感じて私の方から別れを告げました。2人目は…(以下5人目まで続く)」
なっがーーーい!!!
1つの質問に対して何分しゃべるつもりやねん!
「付き合ったことがあるかどうか」という表面的な言葉だけを拾って、そこに対して持ってる情報を全部ぶち込むんじゃない!
面接官は何も考えずにその質問をしてるんじゃなくて、何らかの意図を持って聞いてるの!
その面接官の意図を把握する前にほぼ100%全部を話しきってどうする!その次に来る質問に対応出来るのか!?
自分は細かいことまで全部分かってるから話したくなる気持ちは分かる!でもそうじゃない!それは求められてない!
面接では面接官の質問に対して答えるんじゃない!面接官の意図に端的に答えるんや!
なので、質問に対しては出来るだけ短く答えて次の質問を待つ。こうやって相手が聞きたい内容が分かるまで小出しにするんや!
で、そのやり取りの中で面接官の意図を見定めたら、その方向について話を深くしていくべきなのだ!
もう一回やってみよう
面接官「過去に異性と付き合ったことがありますか?」
応募者「はい、あります!」
この質問にはこうやって一言で答えるくらいで十分。
さてここで、
面接官「何人くらいと付き合ったことがありますか?」
と聞かれるのと、
面接官「どんなタイプの方と付き合うことが多かったですか?」
と聞かれるのとでは全然対応が異なってくる。
「何人?」と聞かれたら「多い方がいいのか?少ない方がいいのか?この人はどっちの答えを期待してるんだ?」と考えなければいけないし、
「どんなタイプ?」と聞かれたら、「この人はどんなタイプと付き合う人を求めてるんだ?どんな人を選ぶ人はNG?」という方向に頭を回転させなければいけない。
ちなみに人数を答えて「結構多いですね」と言われたら「合わない人と無理に一緒にいることはお互いのために1番良くないことだと考えていますので」、
「少ないんですね」と言われたら「1つ1つの恋愛を大事にしたいタイプなので」とどちらが来ても前向きに捉えてもらえるように答えればよい。
そんなに上手く答えられませんよって人もいるんだけど、これは事前に何パターンもシミュレートしとくんや!
面接の準備で、何週間も前から、頭の中で面接官と会話しまくるんやーーー!
面接のまとめ
てなわけで今回言いたかったのは、『自分の経歴の深堀りはしとこう!だけど一気に全部話し過ぎたらダメよ』ってこと。
焦らず、どの話題はどこまでで一旦話を止めるかを、戦略的に考えておこう!