先日友人とビジネスについて話をした時、お金と時間ならどちらを選ぶか、という話になったのです。
友人の悩み
友人はビジネスマン向けのコーチとして働きながら、手作りのランプを作成/販売していました。
そのランプの造形は非常に美しく、初めて見た時は「こんなの人の手で造れるの?」と感動すら覚えたものです。
しかし先日の話では、彼はもうランプの作成をやめたというのです。
僕の心の声
もったいないなー
あんな素晴らしいランプ作れるのは世界で1人なのに
確かに作るのがめっちゃ大変で、肩コリがひどいって言ってたけど…
友人の言葉
『確かにランプ自体は利益も出ていたんだよね。
ただ、作れるのは自分一人だから、相当の時間をそこにつぎ込む仕組みになってた。
しかも売る段階になっても、自分が展示会に顔を出せばいくらか売れるのに、そこを他人に任せると全く売れなくなる。
結局自分が展示会場に行かざるを得なくなり、さらに時間をつぎ込むことになった。
結局ランプを作っていた自分は「芸術家」ではあったが、「ビジネスマン」ではなかったんだと。
自分はビジネスを作り上げたい。
だからランプを作るのをやめた。』と
同じ悩みに対面している妻
その友人の話を聞いたとき、妻が「めっちゃ分かるー」と共感。
妻もコーチングという仕事の性質上、自分自身がブランドであり、自分自身が話をしていかなければならない。
もっともっと多くの人に自分の講座を広めていきたい反面、あまり人気が出過ぎてしまうと仕事が回らなくなってしまう。
ありがたい話で、今格安SIM講座が盛況になり、毎日朝から晩まで最大3件の講座を入れている状態。
それに個人の勉強会、セミナー、マザーズコーチング、トラストコーチングを行っていて、連日夜の1時過ぎまで仕事、かつ土日の区切りもなく働いているのです。
これに加えて、子供の保育園の送り迎え、食事の用意、掃除洗濯などの家事が上乗せされてくるわけです。(これは僕にも責任がありますが…)
数字だけ見ると、ビジネスとして成り立っていないわけではない。
しかし、その裏では大変な労力がかかっていたのです。
解決策
友人は、こう言います。
「ビジネスを回すには、『システム』を作らなきゃダメだ。」
何もしなくてもお金が入ってくるというような都合のいいシステムはあり得ないが、しかし多大な労力をかけることなく収益を上げられる仕組みを作っていかないと、自分が疲弊してしまう。
人気が出るだけではダメなんだな。
ビジネスの世界ってホント難しい。
そのシステムはまだ彼自身も見つけていないし、我々もまだ見つけていない。
今の状況で出来ることは、「システムを作りだした成功者に話を聞くこと」ではないだろうか。
彼はそう話を締めくくり、話を終えました。
おわりに
おそらく今システムを作り上げている人達も、同じようなジレンマに一度は陥ってるんじゃないかと思うのです。
先人達がそんな時どうしたか、もしくはどうすればよかったと思っているのかを聞くことが一番ではないかと。
そして最終的には我々の力でシステムを立ち上げたい、僕はそれこそが一番の妻の応援になるはずだ、と考えているのです。