長男がこの春から通いだした高校は9クラス。そのうち特進コースってのが1クラスだけあるんだよね。
特進コースだけ同じ学年の他のクラスから教室ごと隔離されてるという徹底ぶり。マジかすげえ。
特進コースのカリキュラム
特進コースの生徒だけは朝の8時に授業が始まり、小テストが実施される。
授業は土曜日もあるし、特進コースだけ7時間ある日もあり、授業が終わった後はキレイな図書館みたいな個室スペースで夜8時くらいまで自習する日もあり。
こ、これは僕の高校時代より勉強してるやないか!なんじゃこりゃー!
デジャヴ
で、こないだ長男のためにドラゴン桜を買って読んだら、何とまあ東大特別クラスと長男の高校の特進クラスってもろかぶりじゃないの!
まさかあんな世界が現実に存在するとは!
・・・そう思ってたら、校長先生が朝礼でドラゴン桜の話をしたとのこと。
やっぱり読んでたんかーい!やってみたかったんかーい!
ドラゴン桜は1年間詰めまくって勉強させたけど、今から3年間をこんな風に勉強に充てたなら、間違いなく東大に入れるよ。俺が保証する!
東大に近づくポイント
長男がさらに東大に近づくためには、ポイントが2つある。
1.東大に入るための勉強をすること
大学入試は大学によってカラーが全然違う。従って、東大を受けるなら東大に通るための勉強法があるし、早慶を受けるなら早慶に通るための勉強法があるのだ。
ここにいち早く気づくことが実は最も重要。
バカ正直に全ての科目に一生懸命になる必要はなく、目標大学合格のためだけに徹底した取捨選択、それもプロフェッショナルなアドバイスを受けて取捨選択するのがいい。まんべんなく優等生でなくていいから、特定の科目だけズバ抜けろ!
そういう視点で見ると、ドラゴン桜はまさにそうだった。1年間という時間の短さを活かすために、やるべきこと、やらなくていいことを極限まで絞りきっていた。
せっかくドラゴン桜をモチーフにした特進クラスであるなら、愚直に教育要綱をなぞることをよしとせず、「教育要綱なんてクソくらえだ!東大通るためにはこれだけやってりゃいいんだ!」とすごいテクニックを伝授するくらいのことを期待してるのだが、それはそれでなかなか難しい模様。。。うーむ。
2.ライバルという仲間を作ること
同じ特進で東大を一緒に受けるライバルを作ること。同じ苦労をともにしたそのライバルは、将来一生を通じた仲間になる。
分からないところは教え合えるし、中だるみの時期も励まし合えるし。
ところが、残念なことに今のところ特進クラスでも長男の他に「東大」と口にする人はいないらしい。
難しいと思ってるのか、自分には無理だと思っているのか。。。
「お前ら、特進クラスに入ったからには、今から3年間ものすごい量の勉強するんやぞ?高校の勉強なんてほとんどが高校1年生からヨーイドンみたいなもんだから、1年生からそれだけ勉強したら本当に東大入れるよ!?1年生の4月からいきなりそんなに目標下げてていいんか!?お前らならやれる!目標を高く持て!」・・・ってこの高校に僕が講演会でもしに行きたいわ。
まとめ
最後はアツくなりすぎて松岡修造みたいになっちゃったけど、カリキュラムとしてはそう言えるだけのことを十分やらせているようには見える。
生徒にそれだけの努力を課してるんだったら、学校側がもっと自信持て!特進クラスじゃなくって東大クラスって言え!
教師陣がそう自信をもって言えるように、長男が3年後結果を出すから。
御校の何十年の歴史の中で初めての東大合格者になるから。
そしたら御校の宣伝にでも何にでもうちの長男使っていいから。
だから教育要綱を中途半端に彼に押し付けて、ヘソを曲げさせるのだけやめてね、マジで。