最近面接の相談を受けることが非常に多い。
僕はこのままいくと面接コンサルタントになれてしまうのではないか。
いや、結構マジで。
だが今の売り手市場においてもなかなか上手く転職出来ない人は多い。
その理由に、今まで新卒の面接以外1回も転職活動をしたことが無い人が多いということが挙げられるだろう。
面接前に必要なこと
「面接なんて簡単だ!」とは言わないが、少なくとも自分がどんなことをやってきたかくらいは2~3分で完結に答えられるようにしておいたり、自分の強みを箇条書きで3つ挙げられるようにはしておかないといけない。
しかし職務経歴書の相談を受けて見てみたり、カフェで面接の相談を聞いていると、スキルはあるのに書類上、または口頭でのコミュニケーション上、全然それが浮かび上がってこないケースが非常に多い。
実は僕は1年半くらい前からこういう面接にまつわる相談を聞いていて、当初は『自分の履歴を簡潔に話せないなんて努力が足りないんじゃないの?』と思ってたんだけど、最近になって実はみんな自分の経歴の深堀りの仕方を知らないんじゃないかということに気づいてきた。
面接の前は深掘りをしないといけない。でも確かに深掘りってどうすればいいかなんて誰も教えてくれないよね。
教えてくれないからとりあえず時系列にだらだら書いてしまうのだろう。
僕が面接前に経歴を深堀りするのに使った手法を以下に記しておこうと思う。
僕が使ったツール
僕が経歴を深堀りするのに使ったツールは『マインドマップ』。
マインドマップとは、真ん中にトピックを書いて、それに関連する事柄をバンバン脳みそからアウトプットして放射状に書いていくためのツールなのだ。
1)マインドマップの中心に自分の経験してきた『部署』を置く。
2)その部署で『自分がやってきた仕事』をその周りに置く。
3)その仕事でやったことを『5W2Hの観点』でさらに細分化して書いていく
Why:なぜそれをやろうとしたの?
What:何をやったの?やろうとしたの?ゴールは?
Who:誰とやったの?誰のためにやったの?
Where:どこでやったの?会社のどの業務部分?
When:いつの話?この仕事の期間、期限は?
How:どのように進めたの?その時の課題は?どう解決した?
How Much:目標値は?その目標はどのように設定した?達成した?しなかったらどのように埋めようとした?
4)その仕事の結果を出来るだけ定量的に書いていく
5)一番細かいところまで細分化出来たと思ったら、そこからグルーピングや、どのように話すかのストーリーラインを作ってみる。
これでストーリーラインが5個くらい出来ればある程度話が出来る。10個ぐらい出来れば多分大丈夫。
面接がイヤだったり緊張してしまうのは、単に自分が評価されるからじゃない。自分が考えてなかったところまで深堀りされてしまうんじゃないかと考えてしまうから。
もしくは自分の強みをキチンと分かっていないために自分に自信が持てず、「相手に使えないと思われたらイヤだな」と思ってしまうから。
一旦これでもか!って言うくらい自分の経験全範囲を深堀りしてみたら何を聞かれても答えられるようになって、一気に面接に対する見え方が変わってくるんじゃないかと思う。
頑張っても出てこない人
こういう話をしていると、「頑張っても出てこないです・・・」って人もいっぱいいる。
ほんまか?ということで話を聞いてると、
・経理で仕分け業務をやっていて簿記の知識があるのに全くそこに気づいてない人。
・周りの人の2倍の業務量をこなしているのに、そのスピード感が強みだと思ってない人。
・周りのスピード遅い人に効率化のためにエクセルやアクセスを教えてあげているその知識が強みだと気づいてない人。
・普段海外販社とやり取りするのに常に英語で話しているのに、日常過ぎてその価値に気づいてない人。
・営業提案力がすごいのに、その人にとっては当たり前のことなのでその価値に気づいてない人。
・普段プロジェクト10個くらい持たされていて、それをこなすことに忙殺されているが、普通そんなにプロジェクト持ってる人なんていないことを知らない人。
・・・話聞いてたらほんとにみんな色々やってるのに、気づかないんだねえ。
「で、その話は職務経歴書のどこに書いてあるの?」
「書いてないです・・・書けるようなことだと思ってなかったです」
って会話が日常茶飯事。
そうだよね、慣れてないとホントそうなる。
みんなから相談を受けて、職務経歴書に書けるような強みをちゃんと文章化してあげるビジネス始めようかしら(笑)
経験の深掘りのまとめ
僕も経験を深掘りした時はめっちゃ頑張った!
みんなも一度マインドマップを使って強みを深堀りしてみよう!
1回やるだけで、何年間かはちゃんと使えるものになるから!
面接に関しては下の記事をまとめて読んでみてね!