最近、同僚が「為替で70万円勝ったw」って言ってたから、いいなーと思いつつふと自分のトレード振り返ってみたが、なかなか会心のトレードなんてものはなく、むしろ「あー、もっとこうしとけばよかったな」ということばかり。
そしてよくよく自分を知ってみると、株式投資とかFXの売買ってあんまり向いてないなあって思うのだ。
僕が売買に向いてない理由
株式投資やFXって、エントリーポイントが大事だと思ってるから結構頑張って調べるよね。
・この株は中長期保有に値するのか?
・この会社の競合は?
・今ホットなトレンド/テーマは?
などなど。
正直、買うのに結構神経すり減らすのである。
だがしかし!株式投資はそこで終わりじゃない。買ったあと、どこで売るのかもまた重要。
たとえ含み益が100万円までいったとしても利確しなければ意味はなく、そこから急落して含み益が20万円になった場合など、『含み益があるうちに一度撤退すべきなのか、まだホールドすべきなのか』とずっと頭の片隅に残ってる。
要は、買うまでに色々調べて大変な思いをしているのに、買ったあとも売り抜くまでずっと苦しく、しかも買ってから売るまでの時間が数ヶ月〜数年と長いのである。
ここを苦しいと感じる時点で絶対向いてない(笑)
中には「買ったら一生売らないくらいの気持ちで株を買ってる」という友人もいるが、僕はそこまで腹が据わってないので、やっぱり株価の変動に反応てしまうのである。
逆に向いているもの
じゃあ何が性格的に向いているかというと、勝ち負けはともかく、IPO投資と競馬だなあ。
IPO投資
IPO投資は買うまでに何も考えることがない。ただひたすら申し込むという単純作業であり、そこに判断が正しい/間違いという基準はない。
とにかく「判断の間違いがない」と思えることはプレッシャーが全く無く、こんなにラクなことはない。
そしてIPOが当たった時は、「買う/買わない」だけブログを参考にして決めるが、買ったあとは「持ち続ける/売る」という判断を一切せずに初値で売ると決めているから、これもどんな結果であれ、何の後悔もない。
そして買ったあとはワクワクしかなく、しかも当たってから結果が出るまでの期間が短い。
当たりにくいことを除けば、基本的には期間、精神面ではいいことばかりなのだ!
競馬
競馬はIPO投資とは違い、馬券購入前には「どの馬を買うか」という判断(予想)が生じる。
でも競馬の醍醐味はその予想にあると感じているので、株とは違ってそのプロセスが楽しい。
そしてその予想が正しかったかどうかは、レースですぐ確認できる。下手したら馬券購入した数分後にはレースが始まり、結果が出るのである。
結果をもとに反省点を見つけて改善するPDCAサイクルを回すのが好きな僕としては、このスピード感はものすごく快適。
しかも株は買った後に暴落して何十万円、何百万円と損することもあるが、競馬は馬券の購入額以上負けることはない。
自分の意志で最大損失額を決められるというのは、ストレングスファインダーで適応性が低く、自分の意図しないリスクを好まない僕としては非常にありがたい!
これが、IPOや競馬が僕に向いていると考える理由かな。だいぶ自分の趣味志向が分かってきた(笑)
まとめ
結局のところ、僕は株を持っている間じゅう、ずっと気を張っていて休まる暇がない。激しくストレスなのだ。
仮に「ほったらかしで10年後に+200万円になりますよ」と言われても、1年で+20万円の取引を10回することを目指す方を選びたくなるのだ。
その結果10年後に+200万に到達しなかったとしても、10年間株を持ち続けるストレスに比べるとそれはトータルでプラスに感じるのだ。
なので、
・お金をリスクに晒している期間が短い
・自分で損失金額の上限を決められる
・それでいてソコソコのリターンが欲しい
という3条件を満たすものが、僕の心が最も平穏に保たれる投資法なのである。
そしてそれを無意識に追求した結果が『IPO投資』と『競馬』であったということがようやく分かった。
投資は長年付き合っていくものだし、最終的な金額の多寡よりも「自分に合う/合わない」の方が大事だね。
みんなも自分の心が最も喜ぶ投資方法を見つけよう!